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帯状疱疹ワクチンの種類と違い

「帯状疱疹ワクチンを打った方がよいと聞いたけれど、2種類あるうちのどちらを選べばよいのか分からない」——そう迷う方は少なくありません。
帯状疱疹は50歳を過ぎると発症しやすくなり、痛みが長く残ることもある病気です。ワクチンで発症や重症化を抑えることが期待できますが、種類によって効果・接種回数・費用・副反応が異なります。
このページでは、帯状疱疹ワクチンの2つの種類の違いと選び方、費用、定期接種について、弁天町の内藤医院が整理しました。
帯状疱疹ワクチンの種類は2つ
帯状疱疹ワクチンには、「生ワクチン(弱毒生水痘ワクチン)」と「組換えワクチン(シングリックス)」の2種類があります。どちらも帯状疱疹の発症や、発症後に痛みが長引く合併症(帯状疱疹後神経痛)を抑えることを目的としていますが、作り方や接種の方法が異なるため、効果の高さや持続、費用、副反応にも差が出てきます。
まずは、それぞれがどのようなワクチンかを確認しましょう。
生ワクチン(弱毒生水痘ワクチン)
生ワクチンは、病原体の力を弱めた成分を使うタイプで、水ぼうそう(水痘)の予防にも使われてきたワクチンです。接種は1回で済み、費用の負担も比較的軽い点が特長といえるでしょう。
一方で、効果の高さや持続の面では次に述べる組換えワクチンより控えめとされています。
また、生ワクチンという性質上、免疫を強く抑える治療を受けている方などは接種を受けられない場合があります。
組換えワクチン(シングリックス)
組換えワクチンは、病原体そのものではなく、その一部の成分を用いて免疫をつくるタイプで、2か月ほど間隔をあけて2回接種します。予防効果が高く、効果が長く続きやすいと報告されています。
生ワクチンが受けられない、免疫を抑える治療中の方でも接種を検討できる点も特長です。
その分、費用は生ワクチンより高めで、接種後の副反応もやや出やすい傾向にあります。
帯状疱疹ワクチンの種類による効果と接種回数の違い

2種類の帯状疱疹ワクチンは、予防効果の高さと持続、接種回数の点で違いがあります。どちらを選ぶかを考えるうえで基本になる部分なので、順に整理しました。
なお効果の数値は研究で報告されているもので、年齢や体質によって個人差がある点にご留意ください。
予防効果の高さと持続
組換えワクチン(シングリックス)は、報告によって幅はあるものの、50歳以上で高い予防効果が示され、その効果は比較的長く続くと報告されています。
一方の生ワクチンは、一定の予防効果があるとされる半面、組換えワクチンと比べると効果はやや低く、年数の経過とともに弱まりやすいと考えられています。
「効果の高さと持続を重視するか」「1回で費用を抑えることを重視するか」——これが選び方の一つの目安になるでしょう。
接種回数と間隔
生ワクチンは1回の接種で完了します。組換えワクチンは通常2回の接種が必要で、1回目のあと2か月ほどの間隔をあけて2回目を受けます(体調や事情により間隔を調整する場合があります)。2回受け切ることで期待した効果が得られるため、スケジュールを確保できるかも選ぶ際のポイントです。
ご都合に合わせた接種の進め方は、当院でご相談いただけます。
帯状疱疹ワクチンの種類ごとの費用
費用は選択の大きな判断材料です。当院での帯状疱疹ワクチンの費用は次のとおりです。定期接種(公費)の対象になる方は、お住まいの自治体の助成により自己負担が変わる場合があります。
- 生ワクチン(弱毒生水痘ワクチン):8,000円(1回)
- 組換えワクチン(シングリックス):46,000円(2回分)
組換えワクチンは2回接種の合計費用です。1回あたりの負担だけでなく、必要な回数を含めた総額で比べると分かりやすくなります。定期接種の対象年齢にあたる方は公費の助成を受けられることがあるため、対象かどうかを含めて、接種前に当院までお問い合わせください。
帯状疱疹ワクチンの種類による副反応の違い

ワクチンには、接種した部分の反応や全身の反応などの副反応が起こることがあります。多くは数日で軽くなりますが、種類によって出やすさに差があります。あらかじめ知っておけば、接種後に落ち着いて対応しやすくなるでしょう。
組換えワクチン(シングリックス)は、注射した部分の痛み・腫れ・赤み、倦怠感や筋肉痛、発熱などが比較的みられるものの、通常は数日でおさまることが多いとされています。
生ワクチンは、注射した部分の反応が中心で、全身の反応は比較的軽い傾向です。
どちらも、まれに強いアレルギー反応など注意が必要な副反応が起こる可能性はあります。接種後に強い症状や気になる変化が続く場合は、自己判断で様子を見すぎず当院にご連絡ください。
帯状疱疹ワクチンの接種対象と定期接種について
帯状疱疹は加齢とともに免疫の働きが下がることで発症しやすくなるため、ワクチンは主に中高年以降の方が対象です。2025年度から、一定の年齢の方を対象に定期接種(公費の助成があるしくみ)として位置づけられました。制度の細かな対象や助成の内容は自治体や年度によって異なるため、ご自身が対象になるかは確認が必要です。
定期接種の対象とならない方でも、年齢や健康状態などによっては自費で接種を受けられる場合があります。持病の治療中の方や、免疫を抑えるお薬を使っている方は、接種できる種類や時期に配慮が必要なことがあります。
ご自身が対象にあたるか、どちらの種類が向いているか迷うときは、これまでの病気やお薬の状況をふまえて当院でご案内します。
帯状疱疹ワクチンに関するよくある質問
帯状疱疹ワクチンは2種類のどちらを選べばよいですか?
効果の高さと持続を重視するなら組換えワクチン(シングリックス)、1回で費用の負担を抑えたい場合は生ワクチンが選ばれることが多いようです。ただし、年齢や持病、お薬の状況によって向き不向きは変わってくるものです。当院では、体調やご希望をうかがったうえで適した選択肢をご案内します。
過去に帯状疱疹にかかった人もワクチンを打てますか?
帯状疱疹は再び発症することがあるため、過去にかかった方も接種の対象になり得ます。接種の時期の目安は状態によって異なるので、まずはこれまでの経過をお聞かせください。状況を確認したうえで、適した時期をご案内します。
持病があってもワクチンを接種できますか?
持病の内容や使用中のお薬によっては、接種できる種類や時期に配慮が必要な場合があります。特に免疫を抑える治療を受けている方は、生ワクチンを避けるなどの判断が必要になることも少なくありません。診察のうえで、安全に受けられる方法をご提案します。
弁天町で帯状疱疹ワクチンをご検討の方は内藤医院へ

帯状疱疹ワクチンは、生ワクチンと組換えワクチン(シングリックス)とで、効果・接種回数・費用・副反応がそれぞれ違います。どちらが自分に向いているかは、年齢や持病、お薬の状況、費用の考え方によって変わってくるものです。
内藤医院は、弁天町で地域のかかりつけ医として予防接種に対応しています。「そろそろ帯状疱疹ワクチンを考えたい」「2種類のどちらにすべきか迷う」といったときは、これまでの体調をふまえて一緒に整理します。定期接種の対象かどうかを含め、お気軽にご相談ください。