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プラセンタについて Vol.1
~更年期障害って?~
今回は少し趣向を変えて、更年期障害とプラセンタについてのお話をしてまいりたいと思います。
男女問わず、年齢とともに体力が落ちて、様々な症状がでるようになります。曲がり角になるのは、大体40歳代後半から60歳にかけて。生活習慣病が忍び寄ってくるのも大体これくらいの年齢ですよね。
一般的に、女性は男性に比べて、高血圧症や高脂血症のような生活習慣病は少ないとされています。しかし、これは女性ホルモンに因るところが大きいため、閉経して女性ホルモンが少なくなれば、生活習慣病になりやすくなります。
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類がありますが、閉経が近づくとエストロゲン低下に伴い、女性特有の症状が出やすくなります。それが更年期障害です。
更年期障害とひとくちに言っても、その症状は多様です。のぼせやほてり、動悸など俗に“ホットフラッシュ”と言われる症状が代表的ですが、頭痛、疲労感、食欲不振や関節痛などの症状もあるため、他疾患との鑑別が必要になります。なかには、更年期障害と思って受診したら、甲状腺疾患や心臓疾患、貧血などが原因であったケースもあります。そのため、診断に際しては血液検査や心電図検査が必要になります。
検査の結果、女性ホルモンに明らかな乱れがあるか、他に原因疾患がない場合は更年期障害と診断してまいります。更年期障害の治療については、回を改めてお話してまいりたいと思います。