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内科・糖尿病内科・循環器内科

  内藤医院

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よりよい明日のために。

一歩ずつ。

ビグアナイド薬

ビグアナイド薬はかなり古いお薬ですが、現在でも2型糖尿病の治療に広く用いられています。一般には、インスリン抵抗性を改善することで、血糖値を下げる効果があるとされており、特に肥満体型の方にマッチしたお薬と言えます。さらに近年になって、腸内細菌叢改善や、発癌抑制など様々な効果が報告されています。


(長所)

  •  食欲を抑える効果があり、体重増加をきたしにくいとされる。
  • 低血糖のリスクが低い。
  • 膵臓への負担が少ない。
  • 比較的安価である。
  • 用量調節ができる。

(短所)

  • 高齢の方や腎臓が悪い方では、乳酸アシドーシスなどの重篤な副作用のリスクがある。
  • 造影剤を使う検査をする際、検査前後は内服を控える必要がある。
  • 多くの場合、1日2回または3回の内服が必要となる。
  • 内服を開始時して2‐3日は、腹満感や下痢などの消化器症状が起こりやすいとされる。

DPP4阻害薬

食事をすると、小腸からインクレチンというホルモンが分泌されます。インクレチンは、インスリン分泌を促進します。併せて、血糖値を上げるグルカゴンというホルモン分泌を抑制する作用もあります。DPP4阻害薬はインクレチンの分解を防ぐ効果があります。結果的にDPP4阻害薬は、インスリン分泌促進、グルカゴン分泌抑制を介して、血糖値を下げます。

(長所)

  • 単独では低血糖を起こしにくい。 
  • 高齢の方や腎機能が低下している方でも比較的安全に使用できる。
  •  薬剤の選択肢が豊富である。
  •  他薬剤との併用がしやすい。

(短所)

  • 体内のインスリン分泌が低下している患者さんでは、効果が十分に発揮されない可能性がある。

SGLT2阻害薬

腎臓には、全身を流れる血液を濾過し、余分な水分や、有害な物質を尿として排泄しています。基本的には、腎臓は可能な限り糖分を体外に出さないようにしています。これは、一旦濾過された糖分が、体内に再吸収される仕組みがあるからです。その働きを担当するものにSGLT2があります。


SGLT2の働きを阻害することで、糖分を積極的に尿として排出させるのが、SGLT2阻害薬になります。体内のインスリン分泌によらず、血糖値を下げる効果があるとされます。栄養となる糖分を積極的に排泄することで、体重を減少させる効果が期待できます。これは、他のお薬にはないユニークなところです。

(長所)

  • 単独では低血糖を起こしにくい。
  • 痩せている人でも、肥えている人でも血糖値を下げる効果が期待できる。
  • 体重を減少させる効果がある。
  • 体内のインスリン必要量を減らすことで、膵臓の負担軽減が期待できる。

(短所)

  • 尿量が増えるため、十分な水分を取らなければ脱水症になることがある。
  •  膀胱炎などの尿路感染症のリスクが高くなる。
  • 高齢患者さんでは、筋肉の減少に注意する必要がある。

αグルコシダーゼ阻害薬

食べ物に含まれているでんぷんや糖分は小腸にあるαグルコシダーゼという酵素の働きで分解され、体内に吸収されます。この働きを抑えるのがαグルコシダーゼ阻害薬です。これにより、糖分の吸収速度はゆっくりになり、食後の急激な血糖上昇を抑えます。

(長所)

  • 単独では低血糖を起こしにくい。
  •  体型や糖尿病のタイプに関わらず使用できる。

(短所)

  • 食事の直前に服用しなければ意味がない。
  •  基本的には、食事にあわせて1日3回服用する必要がある。
  •  腹満感や放屁、下痢などの副作用がある。