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内科・糖尿病内科・循環器内科

  内藤医院

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よりよい明日のために。

一歩ずつ。

甲状腺疾患について

甲状腺とは、喉仏のすぐ下にある小さな臓器です。しかしながら甲状腺ホルモンを分泌し、全身の代謝を調節するという非常に重要な機能を持っています。甲状腺ホルモンは不足しても、過剰になっても、身体に様々な不調をきたします。


甲状腺ホルモンが不足すれば、新陳代謝が滞ってしまいます。そのため、“なんとなくダルイ…”というような倦怠感が出現することがあります。また、むくみが出て体重が増えたり、便秘傾向になりやすいという特徴もあります。しかしながら長期に渡り、無症状のまま進行することもあり、注意が必要です。こうした状態を甲状腺機能低下症と言います。その原因としては、橋本病が代表的ですが、原因不明のものも少なくありません。


逆に、甲状腺ホルモンが過剰になれば、新陳代謝が亢進することで、全身の興奮状態をきたします。症状としては、動悸や手の震え、下痢、焦燥感が代表的です。また、体重が極端に減ることもあります。こうした状態を甲状腺機能亢進症と言います。甲状腺機能亢進症の原因としては、バセドウ病が有名です。

橋本病

橋本病は自己免疫疾患の一つです。甲状腺に危害を加える自己抗体(抗甲状腺ペルオシキダーゼ抗体、抗サイログロブリン抗体)が甲状腺に慢性的に炎症を起こす病気です。


軽微な橋本病であれば、治療の必要はありませんが、甲状腺に慢性的なダメージが蓄積すると、甲状腺の働きが落ちていったり、甲状腺の中に腫瘍ができることもあり、慎重な経過観察が必要な病気です。


なお急激な炎症で、甲状腺が大きく破壊された場合、一時的に甲状腺が腫れたり、甲状腺から漏れ出したホルモンの影響で甲状腺機能亢進症に似た症状が表れ、バセドウ病との区別が難しい場合もあります。

バセドウ病

自己免疫疾患という点では、橋本病と共通しています。違いは、バセドウ病で見られる自己抗体は甲状腺を破壊するのではなく、活性化するところにあります。活性化された甲状腺は、どんどんホルモンを産生するため、甲状腺機能亢進症になってしまいます。


典型的な症状は、動悸や手足の震え、体重減少などですが、眼球突出で気付かれる場合もあります。

治療はメルカゾールなどの内服薬がメインですが、治療に対する反応が芳しくない場合は、アイソトープ治療や外科治療という選択肢もあります。